古本屋店長の<極私的>本棚

古書店店長・国丸のオススメ本ご紹介!

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保坂和志 / プレーンソング

4122036445プレーンソング
保坂 和志

中央公論新社 2000-05
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おすすめ平均

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 淡々とした日常で紙面が埋め尽くされた、不思議な小説です。劇的ではない小説でありながら、心を揺り動かされずにいられません。

[国丸オススメ度] ☆☆☆★★

[対象]
 最近刺激が少ないとお感じの人
 猫が出てくる小説が読みたいひと

[国丸式読書ポイント]

 保坂和志さんの作品を語るのは、とても難しいです。

 けっして難しい小説なわけではないんですが、どのようなことばを連ねても、読まなければこの不思議な心地よさは伝わらないんじゃないかと思うんです。

 ある面では初期の村上春樹作品に似ていなくもないのですが、ですがなにかが根本的に違う気もします。

 ただ、語らずにはいられない作品のひとつなんですね。

 国丸式で読むならば、この小説はとくに、「読んでいるあいだの至福のひとときを味わう」のがいいんじゃないか、と思います。

 そんなの読書人ならば当然じゃん?と思われるかもしれませんが、普通は読んでいるとき、物語の内側に入り込んで一喜一憂したり手に汗握ったりということが多くありませんか? この小説は、繰り返しになりますが、そうした劇的な展開はありません。激しい感情をもつことがないこの小説は、読んでいる間だけ、とても幸せな気分になれるような気がします。

 刺激のない日常も、じゅうぶんに楽しめる。

 そんな気持ちになれるすばらしい作品です。

[国丸式5秒読書]

 まるで猫のようなきままな生活だぞ!

 もちろん猫も出て来るんだぞ!

 「なにもない」ことがあるというのも悪くないんだぞ!
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  1. 2005/06/04(土) 03:02:27|
  2. 小説
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保坂和志「プレーンソング」

うっかり動作を中断してしまったその瞬間の子猫の頭のカラッポがそのまま顔と何よりも真ん丸の瞳に現れてしまい、世界もつられてうっかり時間の流れるのを忘れてしまったようになる…。猫と競馬と、四人の若者のゆっくりと過ぎる奇妙な共同生活。冬の終わりから初夏、そして
  1. 2005/07/06(水) 01:23:23 |
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