古本屋店長の<極私的>本棚

古書店店長・国丸のオススメ本ご紹介!

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村上 龍 / 希望の国のエクソダス

4167190052希望の国のエクソダス
村上 龍

文芸春秋 2002-05
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 いま話題の『半島を出よ』ではなくて、この本をご紹介します。この物語は、中学生が大人たちにはできない新しい発想で社会に反旗を翻す、みたいな話なのですが(ひとことで説明するにはボリュームがありすぎ)、国丸はこの小説から強いインスピレーションを得てしまったのです。

[国丸オススメ度] ☆☆☆☆★

[対象]
 最近経済に興味をもちはじめた人
 読みごたえのあるおもしろい小説を求めてる人

[国丸式読書ポイント]

 この本が出版されたころ(文庫版なくてハードカバーね)はバブル後の長引く不況のど真ん中で、いまでこそ多少景気が上向いてきたかなという感じですが、とにかく新聞もテレビも不況なのは政治が悪いせいだと喧伝し続けていて、世のなかのすべてのひとたちが「希望」を見失っていたころでした。

 国丸は当時そうした報道にはちょっと違和感があって、誰かのせいにすれば問題が解決したような、そんな感じが少し気持ち悪かったのを憶えています。

 でも、個人としてどう行動すればいいのかはわからない。

 そんなときにこの本を読みました。

 で、思ったんですね。これからは金融・経済とは無縁でいられない、個人であってもそれは変わらない、と。

 高度資本主義経済ではありとあらゆる場所にマーケットが忍び込み、すべてものに値段がつけられていきます。私たちはそんな時代に生きているんだ、という実感はさほど間違っていないのですが、制度としての資本主義を利用してサバイバルできなければこんな時代には生き抜けないんじゃないかってことなんですね。

 村上龍氏は私が読む限り「危機感」から小説を書いているように思えます。この本もそうでしょう。それはこんな時代を生き抜くための、村上氏のアイデアのひとつなのでしょう。

[国丸式5秒読書]

 他のすべてはあるのに「希望」だけがない国、日本!

 新しい"世代"が自分たちで希望を見つけ出したぞ!

 資本主義を味方につけろ!
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  1. 2005/05/23(月) 19:55:59|
  2. 小説
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